MUSHA DESIGN STAFF BLOG

■工業デザイン　開発ストーリー　その4

開発ストーリー４回目です。

さて、いよいよ角ハンガーのアイデアをスタート。
ここからが、頭を悩ますところですね。

まず今回の角ハンガーは、何かの機械をカバーするものを考えるのではなく、構造体そのものを考えることになります。
つまりフレーム（骨組み）をいかに美しくするかですね。

構造体である以上、簡単に曲がってしまうようなデザインもだめだし、ある程度実現性を考慮して進めます。
あり得ないような形を提案しても時間の無駄にもなるし、今回のテーマはコンセプトモデルみたいなものを作るわけではないので。
そして、生産性も考慮する必要があります。
職人さんが手作りで作るような物ではないですからね。
そのほかいろいろとあるけども・・・

ただ、あまり制限ばかりつけてしまうと、やはり新しい発想は生まれてきません。
それに、はじめから設計図面を書くわけではないですからね。

・・・で、当然ラフなスケッチというかアイデアを書くわけですが、 [more...]

■工業デザイン　開発ストーリー　その3

（前回の続き）

さて、角ハンガーについてはだいたい理解できてきたので、
次に、実際に使っている人（消費者）はどう思っているのか調査してみることに。

簡単なアンケートを実施してもらいました。

詳細な内容は書けないけど、
アンケート結果を見てみると、
使っている人の意識として3つぐらいのグループに分けられましたね。

A.値段最優先タイプ


次に・・・ [more...]

■工業デザイン　開発ストーリー　その2

「デザイン開発ストーリー」の2回目です。

さて、他社メーカーを含め、集めてもらった角ハンガー。
まずは、これらを分析することに。
工業デザイン
調べた点としては、
・サイズがどれくらいか。
・特徴は何か。
・材質は。
・ピンチの数。
・使い勝手。
・その他気になる点。
　などなど・・・
以上の所を資料としてまとめてみました。

パッケージに載せているコピーも結構重要な情報なんですよ。
そこに大きく表示しているということは、今までの角ハンガーで問題になっていたとか、使いづらかったことをこの商品は改善して良くなりましたよ、とアピールしている訳です。
それと、各メーカーのサイトもチェック。

そうした資料をまとめて、
つぎにしたことは・・・
"洗濯を干す"という作業を見てみることに。

といいますのも・・・
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■工業デザイン　開発ストーリー　その1

さて、前回まではデザインした商品（洗濯用 角ハンガー）の紹介をしてきましたが、今回からは開発のプロセス的なところを書こうかなと思ってます。
工業デザイン
デザインを依頼を受けたところから、デザインを考えるステップなどなど簡単にご紹介します。
デザインのアプローチは色々あるので、これが一般的な訳ではなくひとつの取り組み方と思って下さい。
工業デザイン
それと、このブログを途中からご覧いただいた方へ簡単にご説明。
私はデザイン事務所（武者デザインプロジェクト）で働いている"スタッフ1号"と申します。
デザインを業務にしている者として、勝手な解釈で書いている次第です。
ですので、小難しい話やデザイン論的な内容は書きません。（というか書けないし・・・）

まあ、"ゆる〜〜い"感じでいきますのでお許しを。

それでは、本題の方に・・・ [more...]

デザインした商品の紹介「洗濯用角ハンガー」その5　最終回

数回にわたって、デザインした商品の紹介「洗濯用 角ハンガー」編を書いてきましたが、いよいよ最終回です。

さて、この商品の実物をご覧になりたい方は、お近くのイトーヨーカドーさんにお越し下さいね。
多分、置いてあるのではないかと・・・多分・・・（あいまいですみません）
といいますのも、全国のヨーカドーに置いてはいないのです。（これから広がっていくかと思いますが）

もしかすると、置いていない可能性もあるので、その時は・・・
本当にごめんさない。

商品名は
「STYLISH　LAUNDRY　SERIES」（スタイリッシュ　ランドリー　シリーズ）
の、ワイド角ハンガーです。
カラーは、4色。　フレームは全て白で、ピンチのカラーがグリーン、ブルー、ピンク、イエローのバリエーションになってます。

それで、お値段ですが・・・ [more...]