June 01, 2007

色弱者のためのカラーユニバーサルデザインとは?

いや〜〜 これまた久々の更新ですな〜。
これじゃブログの意味がありませんね・・・。
反省しつつ、また少しずつコツコツと書いていきますか。

といったところで、今回からは少しまじめなテーマを。
私共の代表である武者が理事を務める「NPO法人 カラーユニバーサルデザイン機構」のNPO活動について紹介していきたいと思います。

まず、”色弱者”という言葉を聞いたことありますか?
人は必ずしもだれもが同じ状態で生まれてきません。
状態という表現が変ですが、背の高い人もいるし、低い人もいる。
性格もそれぞれですしね。
そういった中で生まれつき色の見え方が異なる人がいます。
例えば、一般的には青、赤、黄、緑など簡単にイメージできますし、区別できます。
しかし生まれながら赤や緑が明確に区別できない人がいます。そういった方を”色弱者”と呼んでいます。

●まずは下の写真を見てください。
左から赤のピーマン、黄色、そして緑のピーマンが並んでいます。

料理をおいしく見せるのによく使われていますよね。

●では、”色弱者”の人が見たら・・・

実はこんな風に見えているのです。
私もこのことを知った時、結構びっくりしましたね。

人間の目が色を認識するのに赤の光、青の光、緑の光をキャッチするセンサーがあります。色弱者の方は、赤を認識するセンサーや緑を認識するセンサーが生まれつき備わっていないためにこういったことが起こります。

この色弱は生まれ持ったものであるため、現在の医療では治療できず一生つきあっていくことになります。

一般的な色覚を持つ人から見れば、何か「たいへんそうだな〜」とかつい思ってしまいます。
・・・が色弱の方にとっては、後天的な物でなく先天的な物であるため、さらに普通の生活には問題や支障もなく、あまりネガティブな要素とはとらえていません。

しかしながらより複雑化、高度化していく社会環境の中で、やはりどうしても問題となってくることがあります。
詳細は、次回に続くとしましょうか・・・。

それと今回のテーマを読んだ人の中には
「色弱者の人は身近にいないしね〜〜」
とか
「何万人に一人ぐらいじゃないの?}
と思っているのでは・・・。

いやいや

実は日本では男性の20人に1人、女性の500人に1人、日本全体では300万人以上いるとされています。

これは、血液型のAB型の男性の比率とほぼ一緒なのですよ。

ん〜〜 思っている以上にいらっしゃるのです。

次回につづく・・・







Posted by musha-design at 15:28:16 | from category: カラーユニバーサルデザイン | DISALLOWED (TrackBack) TrackBacks
Comments
No comments yet
:

:

Trackbacks
DISALLOWED (TrackBack)